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総合商社の退職金はいくら?勤続10年・30代前半商社マンの事例。

私は総合商社に約10年間勤務して退職したのだが、退職金は59万円だった。その他に企業年金脱退の一時金として130万円が支給されている。

ここでは総合商社の退職金についてみていきたいと思う。

総合商社の退職金はいくら? 

退職金はたったの59万円。正直少なすぎて驚いた。企業年金脱退の一時金として130万円が別途支給されているので、それなりにあると思うかもしれないが、これは年金を先食いしているだけなので、別物と考えるべきだろう。

総合商社に定年まで勤めれば、退職金は約3,000万円という噂を聞いていた(その後聞いた話では、退職金1,000万円、企業年金2,000万円)。定年である58歳まで大学新卒から36年間勤務すれば、退職金が1,000万円。1年あたり27.7万円なので、単純計算で私は277万円くらい貰えるのではと思っていたが、退職金の計算テーブルはそのようにはなっていなかったようだ。

退職金の計算・算定方法 

総合商社に限らず、退職金は二次関数的に定年間際に一気に増える形となっている。具体的いえば50代に入ってから。そのため若いうちに会社を辞めると、退職金の金額は少なくなってしまう。

日本の企業は今も終身雇用制が多く、定年まで同じ会社に勤めるという人も多いが、これからは徐々に働き方は変わってくるだろう。転職する人も多くなれば、独立して自分で起業したり、フリーランスとして働く人も増えてくるだろう。

自分の会社の退職金の詳細はおそらく調べることができると思うが、若いうちに辞めるのであればほとんどもらうことができないと考えておいた方が良いだろう。

総合商社に定年まで勤めた場合の退職金 

総合商社に新卒から定年まで勤めた場合の退職金は約3,000万円と言われている(私は途中で退職してしまったので、実際の金額は不明)。そのうち本当の退職金は1,000万円で、残りの2,000万円は企業年金として支給される形となる。この他に別途国民年金が支給されるのだから、老後に貰えるお金としては平均よりは多いと言えるだろう。

ただ注意しなければいけないのが、寿命は徐々に延びてきており、長生きすればするほどもらえるお金は少なくなるという点。企業年金の2,000万円はそれを切り崩しながらもらうため、長生きすればどこかで貰えなくなるタイミングが訪れることだろう。

退職後のもらえるお金 

私は会社を自己都合、つまり自分の意思で退職したわけだが、退職金59万円、企業年金脱退一時金130万円の他に、失業手当をもらうことができた。自己都合で退職した場合には3カ月間の据え置き期間があるため、手続きを開始してから3ヶ月後から給付される形となる。

私の事例で言うと、失業手当は120日間で約90万円が支給された。このあたりの期間と金額は勤続年数や給料によって変わってくる。

まとめ 

総合商社は給料も高くいため、退職金も多いのだろうと期待していたが、勤続約10年でもらえたのはたった59万円だった。退職金は定年間際に一気に増える仕組みとなっているため、若いうちに退職した場合にはほとんどもらうことができないと考えておいた方が良いだろう。

総合商社に新卒から定年まで勤務した場合の退職金は約3,000万円と言われている。他の業界や企業の平均はわからないが、ある程度は給料に比例するため、総合商社の退職金は多いと思われる。

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