商社マンはボーナスが高いのが特徴としてあげられるが、その決定方法は会社業績、本部(部門)業績、部業績、個人評価によって決定される。
ここでは私が勤務していた総合商社を例にとって説明していくので、会社によって多少の違いはあることはご了承いただきたい。
目次
商社マンのボーナス金額は当期純利益で決まる
総合商社のボーナス金額の基準となるのは、まずは会社全体の業績である。具体的には前会計年度の当期純利益の金額が基準となって、その年のボーナス金額が決定する。
私が勤めていた総合商社では当期純利益が数十億円~100億円刻みでボーナスの基本支給額が決定されていた。
例えば当期純利益が1,000億円の場合には年収の80%、1,100億円の場合には年収の83%という形(金額は例であり実態の数値とは異なる)。
商社マンのボーナス金額は本部(部門)の業績で決まる
当期純利益で基本となるボーナス支給額が決定したら、次は本部や部門の業績によって金額は左右する。
人事部や経理部といったコーポレート部門の場合は収益を上げているわけではないため、本部や部門の業績によってボーナスの金額が変わるということはない。
営業部門に所属していれば本部や部門の業績によってボーナスの支給金額が変わってくる。
商社マンのボーナスは部の業績で決まる
会社全体の当期純利益、部門・本部の業績の次は、所属する部の業績によってボーナス支給額は変わってくる。
ここでもコーポレート部門に所属している場合には、部の業績によるボーナス金額の変化はない。
営業部に所属していれば、その部の業績によってボーナスの支給金額が変わってくる。
⇒【商社マンは忙しくて激務?】
商社マンのボーナスは個人評価によって決まる
最後に商社マンのボーナスは個人評価によって支給金額が変わってくる。
年度末になると年度はじめに設定したミッションに対して、どの程度達成できたかという評価シートを上司に提出。そのシートをもとに上司(課長、部長、本部長など)が最終的な評価を決定することになる。
この個人評価によってボーナスの支給も変わってくるし、年次によっては基本給(月給)も変わってくる可能性がある。
商社マンのボーナスは年次によって業績の繁栄度合いが変わってくる
最終的なボーナス支給額は今まで見てきた項目の掛け算によって算出されることとなるが、反映の度合いは年次によって大きく変わってくる。
たとえば、業績に大きな貢献をすることが難しい新入社員や2年目はほとんどが会社全体の業績によってボーナス支給額が決まってくるため、同期との差はほとんどつくことはないだろう。
一方で課長・部長、本部長といった役職者になれば、業績や個人評価によってボーナスの金額は大きく変わってくる。そのため同期でもボーナスの金額が数百万円単位で違うということも多い。
商社マンのボーナス決定金額方法まとめ
商社マンのボーナスは営業部門所属であれば「当期純利益」「本部(部門)業績」「部業績」「個人評価」の4項目で決まる。
一方でコーポレート部門所属の商社マンのボーナスは「当期純利益」と「個人評価」の2項目で決まることとなる。
年次によっても業績反映の度合いは大きく異なり、新入社員はほぼなく、役職者になると成果主義が強くなって繁栄度合いは大きくなる。
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