商社マンは派手に交際費を使っているイメージがあると思うが、交際費は年々厳しくなっている。今は交際費やタクシーチケットを使うためには事前申請が必要だし、部署によっては二次会原則禁止ということもある。
ここでは商社マンの交際費・タクシーチケットについてみていきたいと思う。
交際費事前申請とは
私が勤務していた総合商社の例で話すと、交際費は事前に申請した上で上司(課長・部長)の許可を得る必要があった。事前申請では相手の会社名・部署・名前、こちら側の部署・名前、そして場所と金額を記載して申請する必要がある。
金額は1人あたり最大20,000円であり、担当者レベルの商社マンでは1人10,000円~15,000円くらいが相場となってくる。申請した金額の150%までは使っても問題はないが、目立ってしまう。
申請金額を超過しないために
実際に使用した金額が事前申請の150%を超えてしまった場合は、理由を書く必要がある。使う立場からすれば150%超過はなんとしても避けたいところではあるが、実際に会食中に金額を気にして注文を制限するのは難しかったりする。
ではどうやって対応していたかというと、申請人数を増やしたりしていた。本来は4人の会食のところを6人にすれば、使える金額は1.5倍となる。課長としても交際費で目を付けられたくはないため、人数の水増しは行われていた。
タクシーチケット
タクシーチケットは交際費に比べると更にハードルが高い。交際費と同じく事前に申請が必要となるのだが、そもそもタクシーチケットを渡す可能性がある人は、相当な役職者になるので、担当レベルではタクシーチケットを申請する機会はほとんどない。
部長や課長レベルが出る会食であればタクシーチケットを使う可能性があり、そのような会食に下っ端として参加する時には、タクシーチケットを手にする機会があるだろう。ただどのように使ったのかも管理されるため、タクシーチケットを他で使うというのは難しい。
社内のみやプライベートで交際費を使うのは不可能
以前は交際費が緩い時代があったのは事実。私も入社直後は合コンを交際費でやった経験は何回もある。ただ次第に交際費は厳しくなっていき、社内の飲みでも交際費を使っていたのだが、今はそれすらも難しい状況となっている。
社内監査で交際費の使用実績を厳しく見られ、場合によっては懲戒処分を受ける事例もある。
まとめ
総合商社の交際費やタクシーチケットは相当厳しくなっており、今や社内飲みやプライベートで利用するのはほぼ不可能となっている。プライベートでも使える時代を経験している商社マンにとっては、つまらない時代になってしまったと感じている人も多いことだろう。
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