「他社ではなく当社を志望する理由を教えて下さい」
このような質問は総合商社に限らずどこの業界の採用面接でも頻出するが、困ったこと経験がある学生は多いことだろう。特に総合商社は取り扱っている商品が多岐にわたっているため、学生の立場から違いを見分けるのはほぼ不可能な状況である。
総合商社の採用面接では「社員の魅力に惹かれた」というのが一番説得力があると思うし、事実私はこの志望動機で総合商社から内定をもらうことができた。ここではその詳細についてみていきたいと思う。
「社員の魅力」の説得力がある理由
総合商社はメーカーなどと違って、基本的に生産設備を保有しておらず、昔からの伝統的な機能はトレード(貿易)となる。自社の製品を持っているわけではないので、海外とのやり取りや金融といった役割に加えて、商社マンの人間力で仕事を取ってくる必要がある。
総合商社にとって最大の資産は人であり、会社で働いている社員を褒めるのが一番有効であると考える。社員を褒めるのはどこの業界・会社でも使えるものだが、総合商社ではより効果的と言えるだろう。
「社員の魅力」を語るためには
「社員の魅力」を説得力ある形で語るためには、それなりの人数の社員に会う必要がある。今は会社が主催するセミナーだけでなく、総合商社全体としてOB/OG訪問に力を入れているので、大学の先輩や知り合いの紹介などから、社員と直接話す機会は多いと言えるだろう。
志望動機に説得力を持たせるためにも、OB/OG訪問は積極的に行うと良いだろう。
OB/OG訪問のメリット
OB/OG訪問のメリットは総合商社志望の学生にとって非常に大きいと言える。まず人事部はOB/OG訪問の回数を記録している。社員はOB/OG訪問を実施したらその報告を人事部に報告する必要がある。そして面接官はその学生がどのくらいOB/OG訪問をしたかを書類で確認することができるため、面接では実際に会った社員の数が多いと、何を話すにしても説得力が増すことだろう。
⇒【OB/OG訪問のメリット】
社員を知ることの重要性
実際に働いている社員と話して、会社の雰囲気を知ることは学生にとっても非常に重要である。よく総合商社には会社ごとにカラーがあると言われることがあるが、実際に自分の目で確かめてみると良いだろう。
多くの社員と会うことによって、この会社は自分にあいそうとかあわなそうとかがわかってくると思う。
まとめ
総合商社の違いを学生の立場で話すのはほぼ不可能であり、実際に多くの社員にあう中で、社員に魅力を感じたというのが、志望動機としては良いと思う。この志望動機が必ず正解というわけではないが、他の志望動機を話すにしても、実際に社員にあう機会が多い方が、説得力が増すことは間違いないだろう。
是非積極的にOB/OG訪問をして、自分の目で会社や社員の特徴を見てほしいと思う。
<こんな記事も読まれています>
⇒【商社マンに憧れる学生へのアドバイス】
⇒【商社マンはエクセル・パワポ・ワードが必須?】
⇒【商社マンとメーカー営業の違いや特徴】
⇒【大手総合商社とは?年収の実態は?】
⇒【商社マンの企業・年収ランキング】
⇒【商社マンの結婚の平均年齢は早い?遅い?】
⇒【入社4年目海外駐在の給与公開】
⇒【商社マンの出張手当の相場とは?】
⇒【総合商社に内定するコツ・体験談】
⇒【商社マンの出身大学】
この記事へのコメントはありません。