私が勤務していた総合商社では、「国内出張手当」が1日当たり3,300円、「海外出張手当」が1日当たり55ドル(≒6,000円)となっていた。おそらく他の総合商社も同じ水準であると思われ、出張が多い商社マンは手当だけでも相当な金額となってくる。
ここでは商社マンの出張手当についてみていきたいと思う。
出張が多い商社マンは手当てが高額に
商社マンの営業であれば出張に出る機会も多く、出張手当だけでもかなりの金額になる。国内ではほぼないが、出張手当は移動日だけでも支給されるため、海外出張の際にはそれなりの金額となることが多い。
たとえばもし1週間の海外出張に行った場合には、「海外出張手当」だけで385ドル(≒42,000円)となる。
出張手当は非課税でおいしい
出張手当は非課税であるため、手当の金額がそのまま手取りとなる。一般的な商社マンの先週から考えると、所得税と住民税を合わせた税率は30%~40%となるので、30%の場合の給与所得ベースに換算すると、「国内出張手当」は約4,700円、「海外出張手当」は約8,500円に相当する。
いかに出張手当がお得であるか理解して頂けることだろう。
出張中はお金が貯まりやすい
出張手当は現地での食事代などに充てられるために支給されているが、実際には出張時は客先との会食となることが多く、食事代も使わないことが多い。その上で出張手当をもらうことができるので、出張に行くことでお金は貯まりやすくなった。
もちろん日々の給料は発生しているわけで、海外出張で高い買い物をしない限りは、食費がかからない上に給料と出張手当がもらえるという、おいしい状況である。また飛行機を利用すれば、マイルも溜まる。
出張時の宿泊費は?
国内出張時の宿泊費は基本的に一律9,000円となっており、それ以上安いところに泊まれば差額は貰うことができた。ただ東京や大阪などの都市では9,000円以下でホテルを探すのが困難であるため、そのような場合には領収書を出すことで9,000円以上でも実費精算となった。
海外出張時の宿泊費は全て実費精算。ニューヨークやシンガポールなどの宿泊費は高額であるため、1泊のホテル代が3万円を超えるというケースもあった。
まとめ
商社マンは営業になると出張も多くなるので、出張手当だけでも相当な金額になるし、非課税であるためお得である。出張時には給料も発生した上で手当ても貰うことができるが、会食で食費を使う機会も少ないので、お金は貯まりやすいと言えるだろう。
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