商社マンの仕事はきつくてつらいかと聞かれれば、そう感じる時もないわけではなかったが、全体的には楽しかったイメージの方が強い。
入社したばかりの若手の頃は残業が多くて、肉体的にきつい時期ももちろんあったが、その時期を乗り越えたからこそ、中堅になってからは自分のペースで仕事をすることが可能となったと思う。
ここでは商社マンの仕事はきつくてつらいのか、についてみていきたいと思う。
商社マンの勤務時間の実態
商社マンと言えば労働時間が長いというイメージを持っている人は多いと思うが、最近は残業が少なくなってきている。
電通をはじめとした過剰労働が問題になって以降、残業をする場合には事前に申請をして上司の許可を取らなければいけないし、原則平日は20時以降、休日の出勤は特別な理由がない限り残業ができなくなっている。
毎週水曜日は強制的に定時に退社されられるという総合商社もあるようだ。
また最近の取り組みとしてぇあフレックス制度を導入していたりと、季節的な要因が労働時間を左右する部署の場合であれば、暇な時期は勤務時間を短くして、忙しい時期は残業するというような取り組みも始まっている。
商社マンの営業はきつくてつらい?
勤務時間という意味では商社マンの仕事はきつくないというのがわかって頂けたと思うが、仕事内容自体はどうなのだろうか?
私が総合商社で営業をやっていた経験からすると、決して楽な仕事ではないが、きつすぎて無理ということはなかった。
総合商社も競合他社との競争や、メーカーもコスト削減のために商社を使わずに買付を行うなど、総合商社としての存在意義が薄くなりつつある。
そんな中で従来のように貿易の間に入るだけで手数料を貰えるという商売は無くなりつつあり、常に新しいことを考えて、お客さんのためになることを提案していくことが必要となる。
私は他の会社での営業経験がないため、単純な比較をすることはできないが、フルコミッション型の営業などと比べれば、商社の営業がきつすぎるということはないだろう。
むしろ個人では絶対にすることができないような、スケールが大きい仕事をすることができるし、社会に貢献していると実感できることも多いので、つらいというよりは満足感の方が大きいと感じていた。
商社マンの仕事がきつくてやめる人はいる?
商社マンの営業の実態としては特別つらいという訳ではないと思うので、それが原因で商社を退職するという人はほとんど聞いたことがない。
もちろん会社を辞める人がいないわけではないが、他にやりたいことが見つかったりと前向きな退職が多い。
総合商社は入社するのは簡単ではないが、やはり給料をはじめとして待遇はかなり良い方なので、商社マンの仕事に対する満足度は高いと言えるだろう。
昔は長時間労働が当たり前の時代があったが、今は最初に見てきたように勤務時間も短くなってきており、より満足度は上がっているだろう。
まとめ
商社マンの仕事はきついのか、についてまとめると、労働時間は依然と比べるとかなり減っているし、簡単な仕事ではないがスケールの大きな仕事をすることができるので、誇りをもって仕事をしている人が多い。
もちろん商社を退職する人はいるが、仕事がきつくてやめるという人は聞いたことが無く、他にやりたいことがみつかったりと前向きな退職理由が多い。
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