商社とメーカーの最大の違いは、自社で製品を作っているかどうかである。
メーカーが自社製品を製造しているのはわかると思いますが、商社は海外から輸入したものを販売しているので、基本的には自分の会社で製造したものではない。
最近では商社のビジネスも多岐にわたってきており、一部では自社で生産することも増えては来ているが、大まかな違いとしては上記の点をおさえておけば大丈夫だろう。
それでは商社マンとメーカー営業の違いについて、もう少し掘り下げてみていこうと思う。
⇒【商社マンの英語・語学力】
メーカーの営業の特徴
メーカーの営業の場合は、どうしても自社製品ありきになってしまう。
その製品が好きであろうと嫌いであろうと、それを売るしかないというのが現状である。
もちろん営業力も重要ではあるが、製品自体の魅力だったり価格競争力に左右されてしまうことが多いと言えるだろう。
そういった意味ではメーカーの中で主軸となっていくのは営業よりも製品開発を行っている人たちと言えるのかもしれない。
大学の学部で分けると、文系よりも理系の人という事になるだろう。
商社マンの営業の特徴
商社マンの場合は、基本的に自社製品を持たないため、顧客にとって一番良いと思うものを提案することができる。
顧客が求める品質や性能、価格にあわせて国内外問わずに幅広いラインナップから最適なものを提案できる点では、商社マンの存在は貴重であると言えるだろう。
ただメーカーの営業と違って、仕入れをする商品についても常にアンテナを張っていないといけないため、その分仕事量は増えてしまう。
万が一製品に問題があった場合などは、自社製品ではないためにクレームを仕入れ先に繋がらなければならず、メーカーの営業と違ってスピード感のある対応がしにくいというのは難点である。
特に仕入先が海外の場合は、より手間も時間もかかってしまうだろう。
商社の営業の魅力
私は総合商社で営業をやってきたので、その立場からの意見にはなってしまうが、商社の良いところは時代に流れにあわせてビジネスモデルを変えていけるところにあると思う。
メーカーでは自社製品が売れなくなってしまったら業績が厳しくなってしまうが、商社は時代の流れにあったものを常に探し続け、それを顧客に提案・販売することができる。
その点ではメーカーは製品力、商社では人間力が必要であると言えるだろう。
人間力で勝負ができる商社マンは刺激的で面白いし、魅力的な人が多いと思う。
まとめ
商社マンとメーカーの営業の大きな違いは、自社で製品を作っているかどうかである。
どちらにも良い面と悪い面はあるので、就活や転職で悩んでいる人は、どちらが自分にあっているのかを考えてみてほしい。
個人的な経験から話すと、商社マンの営業は刺激的だし魅力的である。
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