商社マンは激務というイメージを持っている人は多い。
海外と仕事をするので、時差の関係から日本の深夜の時間帯も電話やメール対応をしなければいけないのだろうか?
商社の勤務環境は会社や部署、職種によって大きく異なるが、ここでは私の体験談を話していきたいと思う。
総合商社の勤務時間は短くなっている。電通などの過剰労働問題が影響。
私の実体験から話すと、昔は激務であったが、ここ最近は電通をはじめとした過剰労働問題を受けて、残業に関しては相当うるさくなってきている。
20時以降の残業をするのであれば事前に申請が必要になってくる。
この申請が面倒くさいし、あまりに残業をしてると上司から何をしているのか聞かれたり、仕事ができないと思われてしまうので、残業事前申請の制度が導入されてからは、残業は極力しないという雰囲気にはなっている。
そして22時以降の残業は原則禁止で、するのであれば相応の理由が必要になる。
もちろん稟議対応などで残業をしなければならない時もあるが、以前と比較すると残業時間は相当少なくなったと言えるだろう。
フレックスの導入でホワイト企業へ
最近ではフレックスを導入している商社も増えてきている。
商社によってはまだ全社的に導入しているわけではなく、一部の部署だけという場合もあると思うが、私の部署では積極的にフレックスを活用していた。
私の最近の勤務時間は、ほぼ定時である9時に出社し、週2~3回はフレックスを利用して16時ころ退社。
残りの2・3日もほぼ定時の17時半~18時ころに退社するという感じである。
むしろホワイトを通り越して、勤務時間が足りていないという状況であるが、社内上名ばかり管理職となっているため、毎月の労働時間に制限は受けていない状況である。
今はスマホがあれば外でも仕事ができる環境が整っているので、無理に会社に残って仕事をする必要はない。
もちろん早く退社した後も、自由な時間を楽しみながらも緊急の案件があれば外から仕事をすることもあるが、全然苦痛にならないレベルとなっている。
昔の総合商社は超激務、月100時間以上残業して、土日も出勤したことも
ただ昔はどうだったかというと、結構残業をしていた。
月平均60時間はしていたし、多い月だと100時間を超え、毎日ほぼ終電で土日もどちらかは出社するという時期もあった。
だが強制的にやらされていたというよりは、仕事を覚えるために時間を使っていたということもできるし、残業代もしっかり貰えていたことから、苦痛と感じることはほぼなかった。
今同じようにやりたいかと言われればやりたくはないが、あの時の経験があったから今があると言えるし、何より残業代は出ていたので、ブラック企業だったというわけではない。
昔はどこの商社も残業が当たり前となっていたが、今は残業が厳しくなっている会社がほとんどだろう。
まとめ
あまりのホワイト企業っぷりに驚いたという人も多いのではないだろうか?
この労働時間で、一般的には高い給料がもらえているのだから、会社に対して文句はない。
昔は確かに残業時間は多かったが、自分の成長を感じることができていたし、残業代はしっかり出ていたので、ブラック企業だったというわけではなかった。
今の総合商社は労働環境も相当よくなってきている。
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